バルセロナが注目するウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコ【写真:Getty Images】
バルセロナは、ウクライナのディナモ・キエフに所属するウクライナ代表FWアンドリー・ヤルモレンコ獲得に乗り出したようだ。26日のスペイン紙『スポルト』が報じている。
同紙によると、バルセロナはヤルモレンコに対して2000万ユーロ(約27億2000万円)のオファーを提示。3年分割払いも視野に入れた交渉を始めたようだ。アーセナルやトッテナム、エバートンなども興味を示しているが、アーセナルに関しては選手本人が断りをいれ、バルセロナ移籍を望んでいるとしている。
しかし、未成年者の選手獲得に関して違反したことで補強禁止処分となっているため、アレイクス・ビダルやアルダ・トゥランらと同様、移籍が実現したとしても来年1月までは試合に出場することができない。
バルセロナはFWペドロ・ロドリゲスをチェルシーに売却。控えFWは今季下部組織からトップチームに昇格した若手のムニル・エル・ハッダディとサンドロ・ラミレスのみとなっている。バルサの3トップにはリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの南米トリオが不動の座を確立しているが、チャンピオンズリーグ決勝トーナメントも始まるシーズン後半戦に向けて、前線の層を厚くしたいと考えているかもしれない。
ヤルモレンコは2014年にウクライナ最優秀選手に選ばれ、昨季は公式戦43試合出場で19得点21アシストを記録した。今季は公式戦7試合で6得点を挙げる活躍を見せているが、果たしてバルセロナ行きを決断するのだろうか。
【了】