チャンピオンズリーグ（CL）プレーオフ2ndレグが26日に5試合行われた。

　マンチェスター・ユナイテッドはアウェイでクラブ・ブルージュと対戦した。1stレグは3-1で終えており有利な状況でキックオフを迎えたが、流れはあまりよくない。それでも20分にウェイン・ルーニーのゴールで先制して前半を終えた。

　後半開始から動きの悪かったアドナン・ヤヌザイを下げてバスティアン・シュバインシュタイガーを投入すると一気に流れが変わる。するとルーニーが49分、57分と立て続けにゴールを奪ってハットトリックを達成し、最後はアンデル・エレーラがダメ押し点。

　2戦合計スコアを7-1としたユナイテッドが、2年ぶりのCL本選出場を決めた。

　1stレグでラツィオに1-0で敗れていたレバークーゼンだが、ホームで強さを見せた40分にハカン・チャルハノールのゴールで先制して前半を終えると、後半開始早々の48分にアドミル・メーメディが加点して2-0に。

　さらに68分にはラツィオの守備の要マウリシオが2枚目の警告を受けて退場し、88分にはカリム・ベララビが追加点を挙げて勝負が決まった。2戦合計スコア3-1と逆転したレバークーゼンがCLグループステージ進出を果たしている。

　スポルティングCPはホームで行われた1stレグを2-1で終え、CSKAモスクワの本拠地に乗り込んだが、そこで大苦戦を強いられる。テオフィロ・グティエレスのゴールで先制したものの、後半に入ってセイドゥ・ドゥンビアに2ゴールを奪われ逆転を許す。

　さらに85分、右サイドのゾラン・とシッチからアラン・ジャゴエフとつなぎ、スルーパスに反応したアーメド・ムサがゴールを陥れる。最後はジョアン・マリオが一発退場でスポルティングCPが10人になって勝負あり。これで2戦合計スコアを4-3としたCSKAモスクワが3大会連続のCL本選出場を決めた。スポルティングCPの田中順也は帯同メンバーに入ったものの、ベンチ入りはならなかった。

　他会場ではパルチザンが2-1でBATEボリソフを破って2戦合計スコアを2-2としたが、アウェイゴールを1つ奪ったBATEがCL本選に進んだ。APOELニコシアはアスタナ相手に先制するも、84分にネマニャ・マクシモビッチに同点ゴールを奪われて1-1のドロー。2戦合計スコアは1-2となり、アスタナがカザフスタン勢として初めてのCL本選へと駒を進めた。

　全5試合の結果は以下の通り（カッコ内は2戦合計スコア）。

クラブ・ブルージュ 0-4（1-7） マンチェスター・ユナイテッド
レバークーゼン 3-0（3-1） ラツィオ
パルチザン 2-1（2-2） BATEボリソフ
APOELニコシア 1-1（1-2） アスタナ
CSKAモスクワ 3-1（4-3） スポルティングCP

【了】