リバプールに所属するFWボリーニ【写真:Getty Images】
リバプールに所属するイタリア代表のFWファビオ・ボリーニにセリエA復帰の噂が浮上している。
昨夏ローン先のサンダーランドから復帰したボリーニは、2014/15シーズンのプレミアリーグで12試合1得点にとどまり、6位に終わったチームの中では戦力外とされている。リバプールは今夏の移籍でストライカーの補強に乗り出し、新加入のベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケを中心した布陣にシフトチェンジしている。
そのため、24歳のボリーニにはユース時代を過ごしたボローニャを筆頭にフィオレンティーナ、ラツィオ、ウェスト・ハムなどが関心を示していたが、ここにきて新たな移籍先が報じられた。英紙『デイリー・スター』によれば、ボリーニはインテルへの移籍を決断し、現地26日にミラノでメディカルチェックを受ける見通しだという。また、伊TV局『メディアセット』によると、ボリーニは知人に対して2日以内にインテルと契約することを明らかにしていたようだ。
一方、インテルは今夏、マンチェスター・シティからモンテネグロ代表のFWステバン・ヨベティッチを買い取りオプション付きレンタルで獲得。同クラブにはアルゼンチン代表コンビのFWマウロ・イカルディとFWロドリゴ・パラシオが所属しているため、ボリーニはイタリア復帰後も厳しい先発争いを強いられることになるが、2011/12シーズンにローマで24試合9ゴールを記録した得点力を再び見せれば出場機会が巡ってくる可能性もゼロではない。
なお、ボリーニの同僚であるイタリア代表のFWマリオ・バロテッリもセリエA復帰の噂が報じられており、リバプールのストライカー2選手はともに母国へ帰還する可能性が高まっている。
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