チェルシーは23日、敵地で行われたプレミアリーグ第3節のウェスト・ブロムウィッチ戦に3-2で勝利し、今季リーグ戦初白星を飾った。

　前節マンチェスター・シティに敗れた王者チェルシーは、この日先発出場でデビューを飾ったFWペドロ・ロドリゲスが1ゴール1アシストの大活躍。不振と見られていたFWジエゴ・コスタもネットを揺らし、医師ベンチ外騒動で揺れるチームは待望の今季初勝利を挙げ、ようやく明るい兆しが見え始めた。

　試合後、英メディア『スカイ』のインタビューに応えたジョゼ・モウリーニョ監督はチームの戦いぶりについて「この結果にがっかりしている人も多いだろう。みんな、チェルシーが負けることを期待しているからね。チームはファンタスティックなパフォーマンスだった。ボールを持っているときの我々は常に危険で、チャンスの数やプレー内容に比べれば3ゴールは少なかったほどだ」とコメント。

　一方、シティ戦でハーフタイムでの交代を告げられていたDFジョン・テリーは、後半途中に相手選手を後方から倒してしまい一発退場となってしまった。34歳のイングランド人キャプテンは今季、現地の批評家からプレーの衰えを指摘されており、監督からの信頼が薄れているのではないかと報じられている。

　ポルトガル人指揮官はテリーについて「（レッドカードについては）考えたくないし、考えないようにしたい。私はシーズンのスタートから自分がやろうとしてきたことをやっていきたい。それは試合と結果に集中することだ」と明言を避けた。

　また、バルセロナから加入早々に結果を残したペドロについては「新加入選手には常に適応力に関する疑問がわくものだ。プレミアリーグには数多くの一流選手がやってくるが、馴染むまでに時間がかかる。しかし、ペドロが見せたプレーはとても素晴らしかったと思う」と高評価を与えた。

　チェルシーは次節、ホームでクリスタル・パレスと対戦する。

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