味方CBの退場で本田は前半途中で交代に
「難しい試合になるということは分かっていたが、自分たちがやるべきことが出来ずに負けた試合でもあった。試合は中盤で負けた。パスの展開は遅く、パーソナリティーに欠けた」
退場者を出した末に2失点で敗れたミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督は、フィオレンティーナに対して素直に負けを認めていた。
先発に抜擢された若手CBのロドリゴ・エリーが2度のイエローカードを受けて退場し、その直後にマルコス・アロンソのFKが決まる。CBを入れなければならなくなった関係でトップ下の本田が下げられた。
先日のトロフェオTIMインテル戦で退場者が出た時も本田を下げていたから、こういった場合は本田を削って4-3-2で戦うという風にミハイロビッチは決めている節がある。指揮官自身もまた、「(退場者が出る前の)35分間はいいプレーができていたし、我々も同じようにチャンスは作っていた」とコメントしている。本田のパフォーマンスが中盤の出来を左右したと考えているわけではないだろう。
【次ページ】厳しい目を向ける現地記者。それでも指揮官は擁護