結束が結果を生み、結果が矜持を取り戻す
トゥヘルは「本当にゴールに値したので、彼のことが喜ばしい」と目を細める。インゴルシュタット戦の香川について「後半は信じられないくらいハードワークした」と評価した。15日の開幕戦から3戦連続での先発となったことを考えても、香川はクロップに代わる新しい指揮官の信頼を勝ち得ているようである。
そしてトゥヘルは自分のチームを信じている。
「前半と同じやり方で、後半に状況を打開出来たことが嬉しいね。私はチームをとても誇りに思う。我々は勝利に値した」
後半のアディショナルタイムには、ホフマンの右からのクロスをオーバメヤンが、少しトラップに失敗したが、きっちり決めきった。4-0。
ドルトムントはインゴルシュタットに4-0で快勝して、順位表では首位に立った。まだ2節を終えただけとも言える。それでも開幕から2戦続けての4-0は、これが本当のボルシア・ドルトムントだという「誇り」を示した。
監督と選手、結束が結果を生み、結果が矜持を取り戻す。それがまた結束に繋がっていく。
ドルトムントは次第に好循環に入りつつある。
【了】