「90分間フルにいい試合をしたね」
ボルシア・ドルトムントが首位に立った。2015年8月23日のブンデスリーガ第2節、ドルトムントはアウェイでインゴルシュタットを圧倒する。
4-0の結果に、シュメルツァーが矜持を示した。
「これが本当のボルシアだ」
5分、早くもシュメルツァーがチャンスを作り出す。後ろからのロングボールを左からダイレクトで折り返すと、ロイスもダイレクトでシュートを打つ。右に外れる。
シュメルツァーは、インゴルシュタット戦全体については「90分間フルにいい試合をしたね」と振り返りつつ、前半に関しては「たくさんの好機を逃した」と漏らした。不動の左SBの言うように、ドルトムントは多くの決定機を作り出しながらも、ゴールを決めることが出来ない。
14分、ロイスの左からの折り返しを、オーバメヤンがダイレクトで打とうとするが、上手くミート出来ない。右に外れる。21分、同じような形で、左からの香川の折り返しは、オーバメヤンが右に外す。少しトラップに失敗した。
前半の半分を過ぎる頃には、ドルトムントは敵陣でボールを回した。インゴルシュタットを自陣に押し込める。27分には、ロイスがスボティッチのパスをスルーして、オーバメヤンと擬似ワンツーをしてシュートを打つ。しかしゴールは決まらない。左から右から攻め立てたが、最後のところで精度を欠いた。
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