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本田先発も36分で交代。10人ミラン、ビオラに0-2惨敗

シリーズ:MatchCenter text by 編集部 photo by Getty Images

本田先発も…若手DFの退場で途中交代。チームも0-1とビオラに惨敗
前半で交代した本田圭佑【写真:Getty Images】




【フィオレンティーナ 2-0 ミラン セリエA 第1節】

 イタリア・セリエA第1節が現地時間23日に行われ、日本代表FW本田圭佑が所属するミランはアウェイでフィオレンティーナと対戦した。

 ミランの背番号「10番」を背負う本田はトップ下で先発出場を果たした。フィオレンティーナは昨季日本代表FW柿谷曜一朗が所属していたバーゼルの監督を務めていたパウロ・ソウザ氏が新指揮官に就任している。

 両チームのスターティングメンバーは以下。

【フィオレンティーナ:4-2-3-1】
GK:タタルサヌ
DF:トモビッチ、ロンカリア、G・ロドリゲス、M・アロンソ
MF:バデリ、B・バレロ
MF:ジルベルト、イリチッチ、ベルナルデスキ
FW:カリニッチ

【ミラン:4-3-1-2】
GK:D・ロペス
DF:デ・シリオ、エリー、ロマニョーリ、アントネッリ
MF:ベルトラッチ、デヨング、ボナベントゥーラ
MF:本田圭佑
FW:L・アドリアーノ、バッカ

 新加入選手5名が先発に名を連ねたミランは、連携に不安をみせる。6分、コーナーキックからのカウンターからイリチッチが裏へ抜け出すと、飛び出していたD・ロペスの裏を狙いシュートを放つも、ここはなんとかセービングした。

 しかし14分にはミランが本田のFKから反撃する。こぼれ球からバッカが抜けだすもシュートはDFがブロックした。直後には前線からバッカがボールを奪うとシュートを放つが、これも相手守備に防がれる。

 ボールを保持するミランをフィオレンティーナがカウンターで裏を狙うが増えていく。20分にはカリニッチが完全に抜け出すもD・ロペスが脚で防ぐファインセーブをみせる。

 すると36分、ミランが最悪の形で失点する。再三に渡って裏を取られていたエリーがカリニッチを倒して2枚目のイエローカードで退場すると、FKをM・アロンソがゴール左上隅に決めて先制に成功する。失点とともに10人となったミランは本田に替えてDFクリスティアン・サパタを投入する。

 後半も試合はフィオレンティーナペース。53分に再びイリチッチが抜けだすも、またしてもD・ロペスが一対一を防ぐ。しかし、直後の54分、今度はロマニョーリがイリチッチを倒してPKを献上。これをイリチッチ本人が冷静に決めてリードを広げる。

 このまま試合は2-0で終了。ミランにとっては今後に不安を抱く惨敗に終わっている。

【得点者】
38分 1-0 M・アロンソ(フィオレンティーナ)
54分 2-0 イリチッチ(フィオレンティーナ)

昨季のミランは50失点…。それでも獲得したのは2人のFW、セリエBのDF、20歳のDF。これで問題が全部解決する? ありえない。絶対に、絶対に、センターバックの補強が必要! ワーストはガッリアーニCEO。 by チェーザレ・ポレンギ

フィオレンティーナはGKにやや不安があったが、3バックは慣れたもので連携面も問題なし。サイドハーフのトランジションも良く、ミランとは正反対。ボルハ・バレーロがタクトを振り、前線は連動。攻守に意図が見られる。CL出場権を争うことも可能。一方、ミランは残留争いに巻き込まれる予感。MVPはB・バレロ by 植田路生

エリーの退場は選手本人以上にミハイロビッチ監督の采配に責任があるでしょう。フィオレンティーナ相手に新加入の若手センターバックで挑むのはあまりにも無謀。そして、攻守に存在感が皆無だったベルトラッチとボナベントゥーラの起用法は一から見直す必要を感じさせます。ワーストはミハイロビッチ監督。 by NicoNicalcio/KeiskeHorie

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