マンチェスターUを率いるファン・ハール監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督が、移籍市場最終日までに複数の大物選手獲得を画策していると、英紙『ミラー』や『エクスプレス』など複数メディアが報じている。
今夏に攻撃選手の総入れ替えを行ったユナイテッドは、リーグ開幕2試合は1-0で辛勝したものの、22日のニューカッスル戦ではスコアレスに終わり、現地メディアや批評家からはプレミアリーグとチャンピオンズリーグを戦い抜けるほどのアタッカー陣が揃っていないと指摘されている。
そのため、64歳のオランダ人指揮官は、移籍市場が閉まる8月31日までにバイエルン・ミュンヘンに所属するドイツ代表のFWトーマス・ミュラーと、レアル・マドリーに所属するウェールズ代表のMFガレス・ベイルのW獲得を狙っているようだ。
ミュラーは先日、クラブでの自身の状況に不満を感じており、イングランドでのプレーに興味があることを周囲の人々に打ち明けていたと報じられた。しかし、ユナイテッドはこれまで2度ミュラー獲得のオファーを提示したが、バイエルンのカール・ハインツ・ルンメニゲCEOが売却を否定しているため取引は実現していない。なお、同クラブはミュラーに対して移籍金6500万ポンド(約125億円)と週給25万ポンド(約4800万円)を用意していると見られてる。
一方、ベイルはラファエル・ベニテス新体制のマドリーで開幕メンバーになることが濃厚だが、昨季は“デシマ(10回目の欧州制覇)”を達成した移籍初年度ほどのインパクトを残すことができず批判の的となったため、サポーターからは不人気となっている。そのため、ユナイテッドは9500万ポンド(約182億円)の移籍金を支払ってベイルを強奪しようとしていると伝えられている。
両選手の移籍金は合わせて1億6000万ポンド(約307億円)となるが、果たしてファン・ハールの構想は実現するだろうか。
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