コッパ・イタリアではトップ下で結果を出した本田
23日、セリエA開幕戦でミランはフィオレンティーナと対戦する。直前の17日、コッパ・イタリア3回戦ペルージャ戦で1G1Aと結果を出した本田圭佑は、先発出場が濃厚だとみられている。
「選手たちはこの1ヶ月、私の言うことを聞いてくれて実行してくれた。高い位置から即座にボールを奪取すること、前線への攻め上がり、そしてボールポゼッションと、確かにチームは変化してきた」
22日の前日会見で、シニシャ・ミハイロビッチ監督はチームの出来に確かな自信を見せていた。そしてその中で本田は、トップ下という1ピースとして信頼を貰っている。
前線からプレスを掛け、守勢に回れば中央やサイドもフォローに走り、中盤をコンパクトに保つ。例えばジャコモ・ボナベントゥーラやアンドレア・ベルトラッチがポジションをブレイクして前にプレスをかけた際、本田がスライドをしてバランスを取るシーンが今までの練習試合では見られた。
そして攻撃に転じた時は、スペースへと動きつつ互いの距離感の近さを利してパスをつなぐ。そうした流れを演出しつつ、ペルージャ戦では実際に点にも絡んだ。試合開始から30分間で5本ものシュートを放ったことも、地元メディアには地味ながら評価を受けていた。
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