マリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】
リバプールで完全に構想外となり、チームを外されているマリオ・バロテッリの将来に仰天プランが浮上した。伊『スカイ』など複数メディアによれば、古巣ミラン復帰の可能性があるという。
フィレンツェで23日に行われるセリエA開幕戦を前に、シニシャ・ミハイロビッチ監督と副官のネナド・サキッチがバロテッリと面会し、復帰の意思を確認したとのことだ。
バロテッリはインテル時代に当時ロベルト・マンチーニ監督のアシスタントコーチを務めていたミハイロビッチと仕事をしており、旧知の仲でもある。
数日前にバロテッリの代理人であるミーノ・ライオラ氏がミラネッロ(ミランの練習場)を訪れて復帰のプランを提案したとされており、リバプールから無償の期限付き移籍で獲得して本当に戦力となれるか見極める方向で話は進みつつある。
しかし、唯一の障害はシルヴィオ・ベルルスコーニ名誉会長の存在だ。かつてミラン移籍前のバロテッリを「腐ったリンゴ」と非難し、リバプール移籍後も「今のチームに『腐ったリンゴ』はいない。私の考えに背いて獲得したというのを忘れてはならない」と酷評していただけに、両者の関係は冷え込んでいる。
ラツィオ、サンプドリア、ボローニャ、セビージャ…様々なチームが移籍先として報じられながら、その度に噂が立ち消えになってきたバロテッリ。一時話題となったモヒカン付の特別仕様スパイクを履いてサン・シーロのピッチを駆ける日はやってくるだろうか。
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