油断はないドルトムント
しかしオッド戦は一つの事実を突きつけた。それは「アウトサイダー」がドルトムントに対抗するには、前半に3点を奪うだけでは不十分である、ということだ。
オッド戦の前にはシュメルツァーが、既に『キッカー』誌に対して「日曜日の試合が勝手に上手くいくことはあり得ない」とインゴルシュタットを警戒している。そしてオッド戦で修羅場を潜ったことで、警戒心はより強まっただろう。
香川は言う。「難しいゲームになる」
昇格したばかりのチームに対して、油断はない。
22日付の『ビルト』紙は、インゴルシュタット戦のBVBの先発予想を次のとおりとした。
【GK】ビュルキ、【DF】ギンター、ソクラティス、フンメルス、シュメルツァー、【MF】バイグル、ギュンドアン、香川、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。
ビルト紙は、バイグルとロイスが再びスターティングメンバーに名を連ねると予想する。
そして香川真司も、1G1Aのオッド戦に続いての先発予想となっている。再び相手の脅威となり続けるか。
果たしてインゴルシュタットは、ドルトムントをどのように迎え撃ち、どのように対抗するのか。その一戦が、アウディ・シュポルトパルクの歴史に残ることは間違いない。
ボルシア・ドルトムントは、黒いチームバスでやって来る。
【了】