トッテナムは守備面に不安。エースもいまだノーゴール
一方のトッテナムは開幕2試合でいまだ勝ち星がない。マンチェスター・ユナイテッドとの開幕戦では互角の戦いを見せるも、オウンゴールを献上してしまい0-1の惜敗。
オウンゴール自体は不運だったが、右サイドでアシュリー・ヤングがクロスを上げた瞬間、ゴール前でウェイン・ルーニーを完全にフリーにしてしまった。結果としてオウンゴールとなったが、そのままルーニーに決められていてもおかしくない場面である。
続くホームでのストーク・シティ戦では幸先よく2点を奪うものの、試合終了間際に立て続けに失点を重ねてしまい、勝ち点1を得るにとどまっている。
トッテナムはこの夏、アトレティコ・マドリーから昨季はサウサンプトンへ期限付き移籍していたベルギー代表DFトビー・アルデルワイレルドを獲得。しかし、ストーク戦の2失点に絡んでしまうなど、新天地ではフィットしきれていないようにもみられる。
1失点目の原因となったPKの判定はやや厳しいものだったが、2失点目ではクロスの目測を誤ってしまったように、守備のコンビネーションに課題を残す。
レスター戦でもセンターバックはヤン・フェルトンゲンとベルギーコンビを組むことが予想されるが、岡崎としてはペナルティエリア内での素早しい動き出しや持ち前のクロスへの反応の良さでトッテナム守備陣の隙を突き、2試合連続ゴールを狙いたい。
一方、レスターにとって注意すべきは新10番のハリー・ケイン。昨季はリーグ戦21得点を挙げて大ブレークを果たしたが、今季はいまだノーゴールとその得点力は鳴りを潜めている。
それでもレスターは昨季のホームでの対戦でケインにゴールを許しており、アウェイではハットトリックを決められるなど苦手としている相手でもある。
好調な攻撃陣とは対照的に、2試合で3失点を喫した守備陣がふんばり切れるかどうかという点も勝敗を分けるキーポイントとなりそうだ。
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