岡崎、2試合連続ゴールなるか
日本代表FW岡崎慎司が所属するレスター・シティは、プレミアリーグ第3節でトッテナムとホームで対戦する。
プレミアリーグデビューから2試合目となった前節のウェスト・ハム戦で初ゴールを決めた岡崎にとっては、真価が問われる最初の試合となるかもしれない。開幕戦で対戦したサンダーランドとウェスト・ハムは、いわば残留を争うチーム。しかし、今回のトッテナムはチャンピオンズリーグ(CL)出場権内となる4位を狙う強豪だ。
それでも、今のレスターに不安要素は少ない。開幕2試合で連勝スタートを切り、チームのパフォーマンスは上々。さらに、開幕前に退団したエステバン・カンビアッソの代役としてナポリからスイス代表MFギョクハン・インラーを獲得するなど、補強も順調だ。
すでにダニー・ドリンクウォーターやアンディ・キングといったボランチを擁しているレスターだが、正確無比のミドルシュートに加えて中盤でのゲームメイクを得意とするインラーの加入は、岡崎にとって心強い存在になるに違いない。
レスターにとって唯一の不安要素だったジェイミー・ヴァーディとの関係もすっかり改善し、今では過去のこととなりつつある。アジア人を差別する発言で大きな問題となっていたヴァーディだが、本人が謝罪し、岡崎もこれを快諾。岡崎のプレミア初ゴールを演出したのが相方ヴァーディとあれば、トッテナム戦もこのコンビに期待せずにはいられない。
ウェスト・ハム戦では2トップを組むヴァーディ、両サイドのリヤド・マハレズとマーク・オルブライトンと抜群の連携を見せており、ここにインラーが加われば、岡崎の2試合連続ゴールの可能性は高まりそうだ。
シーズンを長い目で見れば現実的な目標は“プレミア残留”となるレスターだけに、調子の良いこの時期に格上を叩いておきたいところである。