ヘンリク・ムヒタリアン【写真:Getty Images】
失望に終わった昨季を繰り返さないため、大型補強に踏み切ったリバプールが“ラストピース”を手にしたようだ。長く追ってきたドルトムントのヘンリク・ムヒタリアン獲得でクラブ間合意に至ったと英紙『インディペンデント』が21日に報じた。
同紙によればリバプールとドルトムントは移籍金1500万ポンド(約29億円)で合意に達し、ムヒタリアンはまもなく赤いユニフォームを着て戦うことになるという。また、ユベントスも獲得に近づいていたが、振り切った形だ。
陣容を大きく入れ替えたリバプールは、アダム・ボグダン、ナサニエル・クライン、ジョー・ゴメス、ロベルト・フィルミーノ、ジェームズ・ミルナー、ダニー・イングス、そしてクリスティアン・ベンテケに続く8人目の新戦力ということになる。
ムヒタリアンは2013年のドルトムント加入し、10番を背負って公式戦94試合24得点20アシストを記録していた。しかし昨季は調子を落としたのかシュートが決まらず、持ち味のパスも冴えないなど低調な出来に終始した。
今季はトーマス・トゥヘル監督の下で完全復活を遂げ、今月6日のヨーロッパリーグ予選ヴォルフスベルガー戦でハットトリックを達成して以降、公式戦4試合連続で全7得点を挙げていた。
【了】