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バルサとレアル、それぞれの”神童”が新シーズンの行き先を決断

text by 編集部 photo by Getty Images

バルサとレアル、それぞれの”神童”が新シーズンの行き先を決断
アレン・ハリロビッチ(左)とマルティン・ウーデゴー(右)【写真:Getty Images】

 長いプレシーズンで生存競争に敗れた若い選手たちは、新シーズンをそれぞれどう過ごすか決断していく時期にきている。バルセロナとレアル・マドリーに在籍する“神童”たちも例外ではない。

 バルセロナの19歳、アレン・ハリロビッチはスポルティング・ヒホンへ1年間の期限付き移籍で武者修行に出ることが決まった。16歳の頃から大人たちと戦ってきたクロアチアの“神童”は本格的にスペイン1部でのキャリアをスタートさせようとしている。

 今回の契約にハリロビッチには出場時間の保証などは盛り込まれていないという。しかし、スポルティング・ヒホンのアベラルド監督は選手時代にバルサのルイス・エンリケ監督とともに戦った仲で、両者の関係は非常に良好だ。

 一方、レアル・マドリーの“神童”マルティン・ウーデゴーは残留を決断したようだ。ジネディーヌ・ジダン監督が率いるBチームで、今週末行われるリーグ開幕戦のメンバーに招集されたという。スペイン紙『アス』が報じた。

 ノルウェー代表にも定着しつつある16歳はマドリーに残留して普段はトップチームとともにトレーニングを積み、週末Bチームで試合に出場する見込みとなっている。

 ただしBチームでもレギュラーが保障されているわけではない。同じポジションには今季から昇格してきたエンツォ・フェルナンデス、つまりジダン監督の息子がおり、ウーデゴーと定位置を争う。指揮官も特別扱いはしない考えだ。

 トップリーグで戦うクラブへ武者修行に出てより厳しい環境を選んだハリロビッチと、マドリーに残ることを重要と捉え、2部B(3部相当)を主戦場にするウーデゴー。両者の判断が正しかったのか、それとも間違っているのか、答えは1年後のシーズン閉幕時に具体的な結果で判断されるだろう。

【了】

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