バルセロナからチェルシーに移籍したことで出身クラブに恩恵をもたらしたペドロ【写真:Getty Images】
バルセロナからチェルシーへの移籍が発表されたスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスだが、移籍金により恩恵を受けたのはバルサだけではないようだ。20日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
ペドロは2700万ユーロ(約36億4500万円)の移籍金でチェルシーへ加入。これにより、ペドロが育ったテネリフェ島のラキ・サン・イシドロに、育成費として41万ユーロ(約5500万円)が支払われている。
ラキ・サン・イシドロはペドロがバルセロナの下部組織へ移る前に所属していたクラブであり、移籍する際には移籍金の1.5%を育成費として受け取る契約をしていた。同クラブは現在5部に所属する地方クラブで、全カテゴリーを含めて年間予算10万ユーロ(約1380万円)、さらに30万ユーロ(約4100万円)の負債があるクラブにとっては非常に大きな収入となる。
バルサでは通算で99得点を決めて20のタイトル獲得に貢献したペドロ。自らを育ててくれた地元のクラブに大きな恩返しをすることができたようだ。
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