「4点目も時間の問題」。逆転への自信を持っていた香川
さらに香川は「4点目もある意味時間の問題かなって思った」と言う。78分、香川から左サイドのシュメルツァーへ。シュメツァーのクロスは、わずかにオーバメヤンに合わず。
79分、香川から、右サイドを上がるギンターへ。ギンターの折り返しを、ギュンドアンがシュートしたが、クロスバーに当たる。後半に入ると香川はボールに触る回数が増え、中心選手としてゲームを動かした。
「相手が凄く疲れているのは感じたし、プレスも減ってきていたんで、どんどんボールを回して、数多くのチャンスを作れた」
そして85分。香川の左からのクロスに、ムヒタリヤンがヘッドでオッドのゴールに突き刺さした。4-3。
トゥヘルの言うように、ドルトムントはラストの15分でしっかりと試合を見せつけた。格下相手に思わぬ苦戦だった。開始早々の失点は頂けないが、それでもドルトムントは4点を叩き込んで勝ち切った。それは昨季とは違う姿だ。
そして香川真司も、昨季とは違う力強さを見せ始めている。ドルトムントのEL本戦出場に近付けた、香川の1G1Aだった。
【了】