ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督【写真:Getty Images】
日本代表MF香川真司の所属するドルトムントは21日、ヨーロッパリーグ(EL)プレーオフの1stレグでオッド(ノルウェー1部)と対戦した。試合結果は4-3となり、大逆転の末に勝利している。
試合後、ドルトムントを率いるトーマス・トゥヘル監督が激闘となった一戦を振り返っている。21日のドイツ紙『ハンブルガー・アーベントブラット』が報じている。
試合は立ち上がりから白熱した展開となった。前半開始17秒でオッドのヨン・サムエルセンが先制点を決め、19分と22分も追加点を決めたオッドが3点リードでドルトムントを突き放す。
しかし、34分にピエール=エメリク・オーバメヤンがゴールを決めて2点差に詰め寄ると、後半に香川真司などのゴールで一気に畳み掛け、終わってみれば4-3の大逆転勝利で幕を閉じていた。
同紙によると、激戦の興奮冷めやらぬ中インタビューに答えたトゥヘル監督は「我々はこのような結果は想像していなかった。最初から十分な準備はできていなかったから、私はゾッとしたよ」と語り、乱打戦に恐怖を感じたと述べている。
一方で「ノルウェーのチームが3つのチャンスで3ゴールを決めたことによって、我々にとっては長い道のりになってしまった。だが、最後に我々は勇気を示し、勝利を勝ち取ることができた」とコメントし、逆転勝利を収めたチームを褒め称える言葉で締めくくった。
この試合で香川は1ゴール1アシストを記録し、チームの勝利に大きく貢献している。リーグ戦では未だゴールはないものの、この勢いを継続することができればブンデスリーガでも今季初ゴールを奪う日もそう遠くないなさそうだ。
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