ディナモ・モスクワに所属するFWココーリン【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、ロシアの未来を背買う天才肌の点取り屋に関心を示している。
ユナイテッドは今夏、オランダ代表のFWロビン・ファン・ペルシ、ポルトガル代表のFWナニ、コロンビア代表のFWラダメル・ファルカオ、アルゼンチン代表のMFアンヘル・ディ・マリアなど前線の選手を次々に放出し、攻撃陣の一新を目指している。ここまではオランダ代表のFWメンフィス・デパイを獲得しているものの、潤沢な資金を用いてさらなる強化に乗り出そうと欧州中の攻撃的タレントに目を光らせている。
しかし、移籍が噂されていたバルセロナ所属のスペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがここへきてチェルシー入団濃厚と報じられ、ターゲットを新たに変更することが強いられている。ユナイテッドはサウサンプトンに所属するセネガル代表のFWサディオ・マネの獲得に動いており、既に移籍金1500万ポンド(約29億円)を用意しているみられるが、相手クラブは売却対象外の選手であると主張し、移籍金は要求額とかなり開きがあるようだ。
露メディア『イタルタス通信』によると、ユナイテッドはディナモ・モスクワに所属するロシア代表のFWアレクサンドル・ココーリンを獲得するため、代理人と話し合いを進めていると伝えられている。一方、ディナモ・モスクワも同選手の売却を前向きに考えており、今月31日までに取引を成立させる意向だという。
ウイングにも1トップにも対応できる24歳のココーリンは、2008年にプロデビューを果たすと、17歳199日でゴールを記録し、ロシアリーグの最年少得点記録を更新。昨季のリーグ戦では32試合出場で8ゴールを挙げている。なお、同選手にはトッテナムやゼニトも興味を示しているため、ユナイテッドの今後の動きに注目が集まる。
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