長友佑都【写真:Getty Images】
移籍の噂が絶えないインテルの長友佑都に対し、ジェノアの関心は薄れていないようだ。伊『トゥットメルカートウェブ』が18日に報じた。
以前ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長は「彼のことを追っていたのは認めるが、もう興味はない。我々のプランには入っていない」と長友への関心を否定していたが、記事によればまだ獲得の可能性は残されているという。
しかし、これには条件がある。ジェノアが移籍市場に投入できる予算はすでに残されていないため、インテルから移籍を打診されているディエゴ・ペロッティを売却できた場合のみ、本格的に長友を手に入れるための交渉をすることが可能になる。
一方、ジェノアのライバル・サンプドリアも長友に関心を示していた。こちらに関してはインテルで同僚のダビデ・サントンが移籍のカギだ。伊『インテルニュース』はサンプドリアがサントン獲得のために800万ユーロ(約11億円)を用意していると伝えた。ポジションが被る同選手の移籍が決まれば、長友加入の可能性も低くなる。
サントンの代理人はクライアントのインテル残留を強調したが、出場機会は限られるためサンプドリアに新天地を求めることは十分に考えられる。長友の移籍は複雑に絡み合った各クラブの事情に大きく左右されそうだ。
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