ルカクと競り合うDF吉田(左)【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグ第2節が15日に行われ、日本代表のDF吉田麻也が所属するサウサンプトンはエバートンにホームで0-3と完敗した。
サウサンプトンは22分にエバートンのFWロメル・ルカクに頭で押し込まれ先制されると、45分には吉田がハーフライン付近でボールを失い、カウンターからルカクに左足でゴールを決められた。同クラブは84分にもMFロス・バークリーに得点を許し、ゴールを奪えないまま0-3で敗れた。
フル出場の吉田は試合後、クラブの公式サイトを通じ「ホーム開幕戦だったし、こんな結果になるとはだれも予想していなかった。我々はセットプレーで先週末のニューカッスル戦とまったく同じミスをしてしまった。2失点目はミスだ。あまりに簡単に得点を許してしまい、エバートンに我々ががやりたかったプレーをさせてしまった。彼らは勝利に値した」とコメント。
続けて「我々はチームになっていなかったと思う。相手を支配できなかった。ポゼッションはしていたけど、前半は自分たちの力を見せられなかった。後半は少し良くなったけど、遅すぎた。木曜にはヨーロッパリーグ(EL)がある。我々にとって目を覚ますための重大な警鐘だ」と危機感を強めた。
20日に行われるミッティランとのEL予選プレーオフ1stレグに向けては「クリーンシートへ集中しなければいけない。我々はもっとコンパクトになり、フィジカル面で強く、戦術面でより賢くなる必要がある。多くの改善が必要だ。チーム間の話し合いをもつことで木曜の試合に向けた自信を取り戻せることを願っている」と今後の修正を誓った。
エバートンに敗れたサウサンプトンは、開幕2試合で計5失点を喫し、昨季のような堅守を見せられないまま未だ白星なしとなっている。次節は敵地でワトフォードと対戦する。
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