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香川真司 9年前

圧巻の4-0。反撃の狼煙を上げたドルトムント。「偉大なスタート」に香川が果たした重要な役割

ボルシアMGとの開幕戦を4-0で制したドルトムント。トーマス・トゥヘル新監督の下での新たなスタートで最高の結果を残した。そして、その中で香川真司が果たした重要な役割とは。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

フンメルスのパスをダイレクトで流した香川

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香川真司はチームの勝利に貢献した【写真:Getty Images】

 ボルシア・ドルトムントが反撃の狼煙を上げた。2015年8月15日のブンデスリーガ開幕戦で、ボルシア・メンヘングラッドバッハを寄せ付けなかった。ロイスは「チームのパフォーマンスは最初から最後まで素晴らしかった。勝利は当然だ」と振り返る。

 15分、フンメルスが入れたパスを香川はダイレクトでロイスへ送る。ロイスが右足を振り抜く。ニアサイドをぶち抜いた。1-0。GKゾマーは苦虫を噛み潰す。

 既に7分には幻のゴールが生まれている。香川のラストパスに抜け出したムヒタリヤンが、ゴールの右に流し込んだ。オフサイドの判定だったが、ドルトムントは序盤から勢い良くゾマーの立つゴールを脅かした。じっくりとボールを回しつつ、タイミングが合えば、どんどん仕掛けていく。

 12分、ピシュチェクのパスに右サイドを抜け出したムヒタリヤンが中に折り返す。ファーにオーバメヤンが走り込んだが、シュルツが辛うじてクリアした。

 ボルシアMGの守備に、シュルツとクリステンセンという、若いCBコンビの影響があったことは否めない。しかしドルトムントからすれば、そんなことはお構いなしだ。20分には、左サイドのシュメルツァーからのクロスに、オーバメヤンがクリステンセンの前に入り込んで、頭で合わせてゴールを決めた。2-0。

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