ボローニャ時代のジャンルカ・クルチ【写真:Getty Images】
日本代表FW武藤嘉紀が所属するマインツは15日、元イタリア代表GKジャンルカ・クルチの加入を発表した。昨季限りでローマを退団していたため移籍金はかからず、2年契約を締結している。
ローマの下部組織で育ち、シエナとサンプドリアを経て古巣に復帰していたクルチは、2年間をボローニャで過ごし、昨季再びローマに帰ってきた。しかし第4GKの扱いで1試合も出場することなく契約満了とともに退団。今夏は新たな所属クラブを探していた。
年代別のイタリア代表を経験し、2007年にはA代表から招集を受けたが試合出場はない。
加入に際しクルチはクラブ公式HPで「僕のキャリアで海外でのプレーというひとつの夢を叶えることができた。ヨーロッパのトップリーグに所属するマインツのようなクラブでプレーするエキサイティングな機会だね。マルティン・シュミット監督とクリスティアン・ハイデルSDはクラブの哲学と僕への期待を詳しく説明してくれた。挑戦が楽しみだ」と喜びと充実感を語っている。
マインツのゴールはドイツU-21代表として将来を嘱望されるロリス・カリウスが守っており、クルチは8歳下の若手とのポジション争いに挑む。
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