ニコラス・オタメンディ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティへの移籍が噂されるバレンシアのニコラス・オタメンディがヌーノ監督に退団を直訴したようだ。スペイン紙『マルカ』が15日に報じた。
「監督、これ以上起用しないで欲しい。もうプレーしたくない。大金がかかっているんだ」
すでに代理人がオタメンディの退団希望を明かしていたが、14日に行われたBチームとの練習試合を前に本人から監督に訴え出たという。これに対してヌーノ監督は「何も強制はしない。私は集中している選手を求めている」と返し、同選手を突き放した。
結局練習試合にはルベン・ヴェーゾとスコドラン・ムスタフィが起用され、オタメンディは出場しなかった。
ユナイテッドやシティのオファーを受け入れれば現在よりも高額な年俸が見込めるうえ、自身の市場価値を高めることにもつながる。これが「大金がかかっている」発言につながったと見られる。
移籍金は4500万ユーロ(約62億円)ほどと見られ、オタメンディの売却益を手にしたバレンシアはすぐにゼニトのアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライ獲得に動くと伝えられている。現状CBが4人しかいないため、1人退団すればすぐに戦力を補強する必要がある。
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