アスレティック・ビルバオは14日、スペイン・スーパー杯1stレグでバルセロナと対戦し、ホームで4-0の快勝を収めた。

　戦前はバルサの有利と見られていた一戦は、予想外の展開を見せる。いつも通り70％近いボールポゼッションで試合を支配するバルサに対し、ビルバオはエースFWアリツ・アドゥリスのハットトリックもあり4得点の大爆発を見せた。

　勝利の立役者となったアドゥリスは試合後のインタビューで「僕らはバルサに勝つことがどれだけ難しいか知っていたから本当に嬉しい」と喜びを爆発させたが、「2ndレグはまだ非常に難しい」と敵地カンプ・ノウで行われる決戦に向け気を引き締める。

　それでも4-0の勝利は格別のようで「もし月曜日の夜（2ndレグ）トロフィーを勝ち取れたら、今夜はビルバオで経験した最高の夜になるだろう」と試合の余韻を噛みしめる。

　点差をいくらつけてもバルサを倒すには十分ではないと警戒するアドゥリス。「（2ndレグでは）これまでやってきたことをしっかり発揮し、ゴールを決め、力強い守備を見せ、自分たちと戦わねばならない」と受け身になることの危険性を指摘する。

　悲願のタイトルに向けて優位に立ったビルバオは17日の月曜日にバルサの本拠地カンプ・ノウで運命の2ndレグを戦う。すでにUEFAスーパー杯を制して四冠のバルサの五冠を阻止できるだろうか。

【了】