ついに開幕のブンデス。今年も「1対全て」の戦い?
バイエルン・ミュンヘンの独裁が続くのだろうか。2015年8月14日、ブンデスリーガがいよいよ開幕する。オープニングマッチは金曜日の20時45分に始まる。伝統の一戦、バイエルン・ミュンヘン対ハンブルガーSVだ。
開幕に向けた『キッカー』特別号が「1対全て」と記すように、ブンデスリーガはバイエルンの一強というイメージが根強い。だからと言って、バイエルンが常に優勝し続けている訳ではない。近年では08/09シーズンにヴォルフスブルクが、10/11、11/12シーズンにはドルトムントが連覇している。ブンデスリーガの歴史を振り返れば、バイエルンであっても、連続優勝は「3」が限界なのだ。
よって15/16シーズンの注目点の1つは、バイエルンが12/13シーズンから続く連覇の記録を「4」に伸ばせるかどうか、ということになる。13日付の『キッカー』誌は、「ファンタスティック4:歴史的に、もしくは論理的に?」と見出しを付けた記事を掲載している。
バイエルンは、「歴史的に」4連覇、つまり「ファンタスティック4」を成し遂げるのか、それともこれまでの「論理」に従って記録は3でストップするのか。『キッカー』誌に対して、ラームは「70年代の傑出したチームでさえ1度も成し遂げることの出来ていないことだ」と意欲を示した。
その「70年代の傑出したチーム」でプレーしたルンメニゲ社長は、「どこかがファンタスティック4を成し遂げることが出来るとすれば、我々のチームだ」と自信を覗かせている。
【次ページ】バイエルン阻止の最右翼はヴォルフスブルク