オリオル・ロメウ【写真:Getty Images】
吉田麻也が所属するサウサンプトンは12日、チェルシーから元スペインU-23代表MFオリオル・ロメウを獲得したと発表した。3年契約で移籍金は400万ポンド(約7億8000万円)と見られている。
バルセロナの下部組織で育ち、2011年にチェルシーへ加入したO・ロメウはスペイン代表として2012年のロンドン五輪にも出場した。しかしその後伸び悩み、ここ2年間はバレンシアとシュトゥットガルトへ貸し出されるなど不本意な時期を過ごしていた。
だが、サウサンプトンへは完全移籍で加入する。クラブ公式のインタビューでO・ロメウは「僕はキャリアの中でいいクラブと新たなものを探していた。2年間ローンで過ごした後、僕は半永久的にクラブと歩む未来を求めていたんだ。この選択は正しかったと思う」と落ち着いてプレーできる環境への喜びを語っている。
モルガン・シュナイデルランが去ったとはいえ、サウサンプトンにもライバルは多い。同じポジションにはヴィクター・ワニャマやオランダ代表のヨルディ・クラシー、そしてスティーブン・デイビスなど実力者が揃っている。
その中で定位置を奪い取らなければならないが、サウサンプトンにとって願ってもいない実力派セントラルMFの補強となった。
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