チームメイトと談笑するホセ・エンリケ(左)【写真:Getty Images】
リバプールで5年目を迎え、出場機会減少に苦しむホセ・エンリケだが移籍はせず、監督へのアピールを続ける構えのようだ。母国スペインの『マルカ』紙に対し、自身の置かれた苦しい状況を語った。
「クラブは(マリオ・)バロテッリ、(ファビオ・)ボリーニ、そして僕を疎外している」と現状を説明したJ・エンリケ。しかし、「僕は契約満了まで1年となり、クラブが売ろうとしているのは想像できる。だが僕にはまだ残留するために考えがあるし、常に戦い続ける」と定位置確保に意欲的だ。
もちろん移籍の選択肢は持ち続けている。一方で残留してブレンダン・ロジャース監督にアピールを続けることも可能だ。J・エンリケは後者を選んだようで「もし契約を延長するか、プレーする機会が訪れれば素晴らしい」と残留を示唆している。
「僕は諦めていない。フットボールは日夜変わり続けているというのを経験から知っている」
J・エンリケは自身がチーム内唯一の純粋な左SBであることを強調し、厳しいポジション争いへ身を置くことを決断した。スペイン語圏出身選手たちの兄貴分としてイングランドへの順応を手助けしてきた29歳は長く苦しめられたひざの負傷も克服し、勝負のシーズンに臨む。
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