平和祈念ユニフォームを発表したV・ファーレン長崎【写真:Getty Images】
明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎は8日のコンサドーレ札幌戦、23日のカマタマーレ讃岐戦で平和祈念ユニフォームを着用する。
【「平和祈念」限定ユニフォーム着用について】 V・ファーレン長崎は、8月8日のコンサドーレ札幌戦、同23日のカマタマーレ讃岐戦におきまして、「平和祈念」限定ユニフォームを着用いたします! http://t.co/jgvRn9MLy1 pic.twitter.com/GXX6YTV1EX
— V・ファーレン長崎 公式 (@v_varenstaff) August 5, 2015
長崎はクラブ公式サイトで同ユニフォームを次のように説明した。
「長崎県出身の彫刻家・北村西望氏によって作られた平和祈念像は、神の愛と仏の慈悲を象徴し、右手が原爆の脅威、左手が平和、右足が原爆投下直後の長崎市の静けさ、左足は救った命を表しています」
「長崎の象徴とも言えるこの平和祈念像をデザインに入れることで、より広く原爆の悲惨さと平和の尊さを喚起できるデザインとしました」
これを受けて11日、英紙『ガーディアン』が長崎の同ユニフォームを取り上げている。
Japanese team V-Varen Nagasaki launch 'pray for peace' kit to mark special anniversary http://t.co/WE2oLpoh4F pic.twitter.com/wppaXE5ElK
— The Independent (@Independent) August 11, 2015
同紙は1945年8月9日に長崎に原爆が投下されたことに言及し、「日本国民の70%は原爆投下の日付を知らない」としている。また、同紙は記事の最後にかつて長崎のユニフォームを提供している「ヒュンメル」がタキシードユニフォームをデザインしたことも取り上げた。
【了】