CL出場チームとの開幕戦は絶好の試金石
15/16シーズンのブンデスリーガの開幕に向けて、ボルシア・ドルトムントのプレシーズンが終わった。厳密に言えば、公式戦は7月30日のヨーロッパリーグ予選から始まっている。
しかし対戦相手のレベルを考えれば、もちろん決して侮ることは出来ないが、8月9日のDFBポカール1回戦が、6月30日に始まった準備期間の区切りとして差し支えないだろう。
ケムニッツでのポカール1回戦を、監督トゥヘルは「旅の始まりの最初の一歩」と位置付けた。15日にホームで迎えるボルシアMGとの開幕戦まで、いよいよ1週間を切ったのである。
10日付の『キッカー』誌上では、初戦の対戦相手がボルシアMGであることを問われたロイスが、次のように答えている。
「素晴らしいことだ。かつて所属したクラブだからというだけでなくて、グラッドバッハはまた、僕たちがどのレベルにいるのか、すぐに示すだろうからね」
2012年の7月にボルシアMGからドルトムントに移籍したロイスは、単に古巣との対戦を喜んでいるだけではない。昨季を3位で終えてチャンピオンズリーグに出場するチームが、現在のBVBにとって絶好の試金石になると考えているようだ。
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