元フランス代表のジダン氏【写真:Getty Images】
フランス1部のマルセイユは、レアル・マドリー・カスティージャの監督を務めているジネディーヌ・ジダン氏(43)をクラブの新指揮官として招聘する可能性があると、スペイン紙『アス』が報じている。
マルセイユは8日に行われたリーグ開幕戦でカーンに0-1の敗北を喫すると、マルセロ・ビエルサ監督が試合終了後の記者会見で突然の辞任を発表。2015/16シーズンはわずか1試合で監督交代となり、クラブは大混乱の中で後任監督の選定に着手している。
記事によると、マルセイユはアシスタントコーチを務めるフランク ・パッシ氏を監督に昇格させる案を検討していると同時に、ジダン氏に強い関心を示しているという。
アルジェリア移民2世の元フランス代表は、現役時代にマルセイユでプレーしていないにもかかわらず、これまでFIFA最優秀選手賞やバロンドールなどの個人タイトルに加え、ワールドカップ、ユーロ、チャンピオンズリーグなどの主要タイトルを制覇した地元の英雄として同クラブのサポーターの間で絶大な人気を誇っている。
また、マルセイユ郊外で生まれ育ったジダン氏も幼少期は同クラブでプレーした元ウルグアイ代表のMFエンツォ・フランチェスコリや元フランス代表のFWジャン・ピエール・パパンに憧れていた。
現在マドリーの2軍チームを率いているジダン氏は、今年5月にUEFAの公式コーチングライセンスを取得したばかりでトップチームの監督経験はない。同クラブでは将来の指揮官候補として経験を積んでいるが、もしマルセイユの新監督に就任すれば大きな話題を呼ぶことは間違いない。
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