PSGのフランス代表DFルーカス・ディーニュ【写真:Getty Images】
リバプールが、パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表DFルーカス・ディーニュの獲得に失敗したようだ。10日付の英紙『テレグラフ』が伝えている。
同紙によれば、ローマが100万ポンド(約1億9500万円)の1年間の期限付き移籍に1750万ポンド(約34億1200万円)の買取オプションが付く形で獲得に近づいているという。
ローマは左サイドバックのポジションを務めていた元イタリア代表DFフェデリコ・バルザレッティが退団、ギリシャ代表DFホセ・ホレバスがワトフォードへ移籍しており、本職はいまだイタリアの地にフィットしきれていない元イングランド代表DFアシュリー・コールのみとなっていた。
一方、リバプールはブレンダン・ロジャース監督の構想外となっていたスペイン人DFホセ・エンリケのウェスト・ブロムウィッチ移籍が間近に迫っている。
ストーク・シティとの開幕戦では、本職がセンターバックで18歳の新加入DFジョー・ゴメスを左サイドバックでプレミアリーグデビューさせるなど、大型補強を進める中でいまだ層が薄いポジションである。
2013年7月にリールからPSGに加入したディーニュは、昨季ブラジル代表DFマクスウェルからポジションを奪うことが出来ず、リーグ戦15試合の出場に留まっていた。
リバプールとローマ、どちらも左サイドバックのポジションの補強が急務となっていたが、どうやらディーニュはイタリア行きが濃厚となっているようだ。
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