「典型的な日本。アイデアがない。遅い。キープキープ…」
――ハリルホジッチ監督は先発メンバーにGK東口順昭、DF槙野智章、森重真人、丹羽大輝、米倉恒貴、MF山口蛍、武藤雄樹、遠藤航、FW永井謙佑、宇佐美貴史、川又堅碁を起用しました。どのような印象ですか?
「予想通り。まだ出ていない選手がチャンスを与えられて、すべての試合で先発した槙野、森重、遠藤、山口、永井の5人はハリルから評価されていると思う」
――では、注目している選手は誰ですか?
「東口と武藤だね」
――東口はどういったポイントを?
「川島の次のNo.1が、まだ誰になるかわからない。良いアピールができれば彼がNo.1になるチャンスはあるよ」
――武藤は北朝鮮戦で代表デビューながら得点も決めていますね。
「そうね。そして、今季のJリーグでも非常にいいプレーをしているからね。今日もまたチームに貢献できるか楽しみ」
――では、対戦相手の中国はどのようなチームですか?
「ダイナミックなチーム。スピードとパワーがあり、特にカウンターが危険。でも、特にゴール前で判断力や冷静なプレーが欠けていると思う」
――なるほど。しかし、立ち上がりの10分にいきなり失点しました…。日本もボールを持ててはいるものの、チャンスを作れてはいませんね。
「典型的な日本のパフォーマンスだね。ボールを持っているけど、ハーフウェイラインを超えたら、アイデアがない。遅い。キープキープ…」
――やはり縦に速い攻撃は必要ですね。
「そうね。もうちょっと速く前に行ければもっとチャンス作れると思う。中国の守備はそこまで良くない」