宇佐美貴史【写真:Getty Images】
【日本 1-1 中国 EAFF東アジアカップ2015第3戦】
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は9日、EAFF東アジアカップ2015の最終戦で中国と対戦し、1-1の引き分けに終わった。
「やっぱり点が取れない時にどう取るか。そういう部分を突き詰めていかないといけない」と、宇佐美貴史は今大会で見つかった課題を挙げた。
前線の左サイドで出場し、前半立ち上がりにはクロスバー直撃の惜しいシュートも放った。ガンバ大阪では中央でプレーしており、多方向からパスが出てくる。チームとして宇佐美に点を取らせる型もあるだろう。
一方、サイドではプレーの幅が狭まる。得点を狙う上でも「ドリブルで行くのか、右からのクロスで合わせに行くのか、カットインしてシュートなのか。サイドで出た時にもう少しバリエーションを多くやらないといけない」と述べた。
左サイドバックに入った米倉恒貴との縦関係はスムーズだった。宇佐美が中に絞ることでオーバーラップのスペースを作るなど、攻撃を活性化させた。
だが、宇佐美は「もう少し2対1というか、裏を回った時に崩すシーンもあっても良かったかなと思います」と改善点も口にした。
今大会は無得点と仕事を果たすことはできなかった。今後も代表に呼ばれ続けるためにも、まずはクラブに帰って結果を残していきたいところだ。
【了】