武藤雄樹【写真:Getty Images】
日本代表は9日、東アジアカップ最終戦で開催国の中国と対戦し1-1で引き分けた。これにより今大会を未勝利のまま、4ヶ国中最下位で終えることが決まった。
前半の早い段階でビハインドを背負った日本は、41分に武藤雄樹が今大会2得点目を挙げて同点に持ち込んだ。北朝鮮との初戦と同じく1タッチでのゴールに武藤は「自分の良さがひとつ出たと思いますし、そこまでみんなが繋いでくれて、最後いいパスくれたので、あれは決めることができてよかった」と好感触を得ている。
しかし、東アジアカップで初めて日本代表招集を受けた武藤は「みんなで勝利して帰ろうという話をしていた中で、最後勝てずに悔しい」と、チームとして結果を出せなかったことを悔やんだ。
自身は初めてのフル代表でいきなり2得点とアピールに成功しているものの、そのゴールは勝利につながらなかった。武藤は今大会で出た課題として「チャンスの部分で決め切らないと勝てないですし、最後チャンスあったので、やっぱりゴールを決めるという部分」と前線の決定力不足や思い切りのなさを指摘する。
「やっぱり試合は勝たないと意味ないので、もう1点決めたかったなという残念な気持ちの方が強い」と語る武藤。この悔しさを胸に、再び代表のユニフォームでゴールを決め、今度こそ日本を勝利に導いてくれるはずだ。
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