両チームの市場価値は約35倍差
2015年8月9日にボルシア・ドルトムントは2つ目の開幕戦を迎える。アウェイで3部所属のケムニッツFCと、DFBポカール、つまりドイツカップの1回戦を戦う。
ドルトムントは最初の開幕戦とも言えるヨーロッパリーグの予選3回戦を、ホームとアウェイの2戦合計で6-0とした。ボルフスベルガーACに快勝して、8月20、27日に行われるプレーオフへの進出を決めている。
ロイスは「今のところ僕たちは正しい道を進んでいる」と言う。ここまでプレシーズンの練習試合を含めて、敗れたのは7月17日のボーフム戦のみだ。トゥヘル体制となったドルトムントは、「今のところ」順調に進んでいる。
良い流れの中で迎えるケムニッツFCとのドイツカップ1回戦だが、現在のドルトムントであれば、概ね問題はないだろう。6日付の『レヴィアシュポルト』誌が記すところでは、両チームの市場価値は、ドルトムントが3億200万ユーロであるのに対して、ケムニッツは860万ユーロとなっている。
約35倍の開きがある。もちろん一発勝負のカップ戦に番狂わせは付き物だ。それでも『レヴィアシュポルト』誌は、ドルトムントが2回戦に進むことは「全く疑いはない」と記している。
6日付の『キッカー』誌では、監督トゥヘルは「全ての状況が考えられる」と述べている。ここでトゥヘルが言及するのは2人のGK、バイデンフェラーと新加入のビュルキのことだ。
指揮官は「我々は2人にとって良い解決策を見つけるつもりだ」と、つまりローテーションの採用を示唆している。EL予選3回戦では、1stレグをビュルキが、2ndレグはバイデンフェラーがゴールを守った。その順番を考えると、ケムニッツ戦ではビュルキの番となる。