「藤田も良くやっているね。2010年の阿部勇樹みたいな存在」
――では、日本が後半に巻き返すにはどのようなプレーが必要ですか?
「下がりすぎだから、もっと前に。後ろでボール回しても意味ない」
――特にカギを握りそうな選手は誰ですか?
「柴崎。攻撃では彼が鍵になると思う。彼は10番の役割。守備と攻撃の切り替えで大事になるのは彼」
――後半の立ち上がりですが、日本は少しペースをつかみましたね。
「だいぶアグレッシブになったね。倉田が興梠に近い位置を取ることで良くなった」
――試合前に注目していた遠藤のパフォーマンスはどうですか?
「いいね。このレベルにもう慣れたみたい。ポジショニングもすごく良い」
――藤田はどうですか?
「彼も良くやっているね。2010年の阿部勇樹みたいな存在。ボールを奪って味方にパス。シンプルなプレーだけど、ミスがない」
――『ペースをつかむ』という点に関して、こういった展開で本当に必要なのはゲームメイカーより彼のような存在ですね。では、興梠はどうでしたか?
「悪くないけど、ボールが来ないね。浦和とフォーメーションが違うので、少しやりにくそう」
――そのほかには倉田が代表デビューですが、どうですか?
「あまり印象にないね。彼に代表レベルのクオリティがあるかは、まだ分からない。特別なアピールはできていないと思う」