優勝へ後がない日本代表、韓国戦へ
2日の初戦・北朝鮮戦を1-2で落とし、いきなり崖っぷちに立たされた2015年東アジアカップ(武漢)の日本代表。5日の第2戦・韓国戦に敗れれば、早くも2連覇の夢がついえる。なでしこジャパンが北朝鮮・韓国に2連敗を喫して早くも敗退が決まってしまっただけに、男子には意地とプライドを賭けて勝利をもぎ取ってもらうしかない。
重圧のかかる大一番を控えたヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表は、4日夜7時から武漢全民健身活動センターのグランドで1時間15分程度の前日練習を実施。この日は気温32度とやや涼しく、選手たちもだいぶ体が動くようになってきたようだ。
この日も3日同様、2グループに分かれたトレーニングを実施。北朝鮮戦に先発した宇佐美貴史(G大阪)や武藤雄樹(浦和)らはコンディション調整がメインだったが、それ以外の柴崎岳(鹿島)や興梠慎三(浦和)らはランニングやボール回しに加え、5対5+GKを繰り返し実施。負荷の高い内容を精力的にこなした。
練習後、急きょ質疑応答に応じたハリルホジッチ監督は練習を2グループに分けた理由を「第1試合にプレーした選手たちは非常に疲れていますので、出ていない方は(試合)前日のいつも通りの練習をしました。特にグループ分けには意味はないです」と疲労差を考慮したと説明した。
そのうえで「明日の試合に向けてみんなが準備していますが、何人かは交代します。(前の)試合に出た何人かは非常に疲れているので、他の選手に機会を与えようと思っています。誰をどのように起用するかは今夜考えます」とメンバー入れ替えを今一度、明言していた。