今後のキーポイントとなり得る韓国戦
一方で、韓国代表のウリ・シュティーリケ監督は今大会のメンバー発表において、若手に経験を積ませる目的を説明しながらも、メディアが育成より大会の結果を優先することを踏まえて、監督として両方に責任を持つことを宣言していた。代表チームは勝ち続けることで内外から上がってくる熱というものがあり、それは中長期的なチーム作りともリンクするものだ。
ハリルホジッチ監督が就任して最初の2試合での勝利にこだわったのも、チーム作りを進めていくための気運を高める意味合いが大きかった。現在、二次予選の初戦だったシンガポール戦のスコアレスドローから北朝鮮に敗れた流れの中で、1つの節目に来ていることは確かだ。
筆者としてはフレッシュな選手たちによるチャレンジの成果が見られれば、韓国戦の結果によって一喜一憂したり、方向性に疑問符を投げかけるつもりは無いが、後に振り返った時にあの試合が1つのキーポイントだったという試合になるかもしれない。
その意味でも出場するメンバーにとっては代表定着の大きなチャンスであり、勝利に貢献する活躍で優勝の望みをつなげると共に、チームに良い流れを引き寄せてほしいものだ。
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