お互いを知るからこそできるプレーの数々
――全国のサカつくユーザーに、みなさんがどんな選手かをより正確に伝えるべく、お互いに印象を語っていただきたいです。まずは谷口選手について。
実際に『サカつくシュート!』をさわってみると、DS版経験者の谷口選手から大久保選手に「ヨシトさん、それちがいますよ~」と、容赦ないツッコミも【写真:編集部】
今回の記事の企画特典は超激レア★5「谷口彰悟」選手。鋭い守備からの優雅なビルドアップでチームの勝利に彩りを加えてくれるはずだ
大久保 やっぱり筑波大学(※現川崎の風間八宏監督が指揮していた)でやっていたから、すんなりとうちのチームに入ってきてますよね。ボールのつけ方は、やっぱりうまいです。受け手にとってとにかく受けやすいボールが来る。インサイドのパスの質と、先を見るところが優れているんですね。先に当てて3人めでもらうという一連の動作があるんですけれども、やっているとそこの感覚がわかる。
――単発で出しているのではなく、先を見てつなげるために、いまそこに出しているんだ、という。
大久保 はい、そういうパスがよくありますね。
――大島選手にとってはボランチの位置でならぶ場合もある谷口選手ですが。いかがですか。
大島 ヨシトさん(大久保嘉人選手)が言っていたとおり、彼の出すインサイドキックのボールは、次の受け手がプレーしやすいボールを出してくれるので、すごくやりやすいです。あと、顔を上げながらボールを持ってくれるので、自分を飛ばして前に当てるところでのタイミングをつかみやすい部分もありますね。
──大先輩の大久保嘉人選手についてはいかがですか。
谷口 なんと言っても決定力がすごいなという……でもそれだけでなく、チームの状況を常にしっかり見ながら、ボールを引き出す動きやポジショニングを精力的にやってくれるので、周りからしたらすごく楽ですね。自分がボールを持っていたら当てやすいですし、常に相手の怖いところに顔を出してくれる。ドリブルからのシュートで個人でも打開できるし、本当に頼れて助かってます(笑)。
――大島選手は大久保選手についていかがですか。
大島 ほとんど彰悟くんが言ってくれたんですけれども。自分が中盤の選手で、まだまだ目指す量と質のパスを出せていないので……ヨシトさんが一列下に降りてきて、ゲームをつくるときに見ている場所などを参考にさせてもらいながらやっています。
――では、その大島選手についてはいかがでしょう。大久保選手?
大久保 僚太は中盤でリズムをつくってくれます。キープしてとにかくボールを獲られないからとりあえず当てておく。だって獲られないから(笑)。それで自分が動き直せるんですよ。加えてドリブルもできて前にも行ける。パスもまあ、最近出せるようになったので。もう普通にA代表でやれますよね。
――近い将来、中村憲剛さんにとってかわる、日本を代表するプレーメーカーに?
大久保 憲剛さんとはタイプはちがいますけど、こういうタイプのボランチはなかなかいないんですよね。A代表でもいないので、これからそうなっていくと思ってます。