韓国戦でも警戒すべき“高さ”
どちらにしてもアジアの多くの国は終盤にターゲットマンを目掛けてボールを蹴って来る、あるいは早めのクロスを入れてくる。パク・ヒョンイルはアジアの中でもトップクラスのターゲットマンではあるが、次の韓国戦ではエースになりつつあるイ・ジョンヒョプ、さらには196cmのキム・シンウクがおり、接戦で終盤を迎えればウリ・シュティーリケ監督は2人を同時に使ってくるかもしれない。
相手の大型FWとの競り合いは対応が簡単なものではないが、北朝鮮戦での経験がある分、心構えはしやすいはずだ。
おそらく韓国戦では大きくメンバーを替えることになるが、こうしたシチュエーションで直接相手と競り合うCBも含め、初戦の問題点をしっかりチームで共有して、出来る限り同じ失敗を繰り返さない様に最大限の準備をしてほしい。
Jリーグからの過密日程と長い移動、加えて35度を超える暑さというのはピッチに立った選手でなければ体感できない部分もあるかもしれないが、厳しいことは承知で、残りの2試合を戦い抜いていかなければいけないし、その先に代表定着の道も続いている。
慣れないメンバーの集まりで準備も限られてはいるが、日本代表として、Jリーグを代表する選手の集団として、ここから気持ちを1つにして勝利につなげていくことを期待したい。
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