個の成長を誓う日本代表DF槙野智章【写真:Getty Images】
日本代表は2日、中国・武漢で開催中の東アジアカップ初戦に臨み、北朝鮮代表と対戦して1-2で逆転負けを喫した。この試合でフル出場を果たした浦和レッズのDF槙野智章が痛恨の敗北について語っている。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任以降、タテへのスピードを意識したサッカーに変化していることについて「今までのポゼッションサッカーからタテに速いサッカーへ矛先を変えてるので、ミスというのは起こりうることだと思います」と難しさを認めた。
それでも「また元に戻すってことも必要ないと思いますし、今はチャレンジの時期でもあります。チャレンジしない臆病なプレーっていうのが一番気にかかるプレーだと思います」と挑戦する気持ちが重要であることを強調した。
今後の修正点としては「90分タテに速いサッカーっていうのはあまりにも不可能」と認めた上で、「ゆっくりする時間帯とタメを作る時間というのは必要かなと思います」と語った。
「監督はタテタテと言うけど、もう少し幅を利かせたプレーだったりとか、ボールを動かすこと、時間を作ることを、僕たちが後ろから指示を出すことも必要なのかなと思いますね」
近年の日本代表は高さのあるFWの個の力を弱点としている。守備陣の柱である槙野は「個の部分での勝負なので、そこらへんは僕としてももっと高めていかないといけないのかなとは思います」と成長を決意した。
北朝鮮に逆転負けを喫した日本代表だが、今後も韓国、中国とフィジカルの強い対戦相手が続く。槙野は「同じ失敗はしてはいけない」と覚悟を決めている様子だ。
「これで逃げていても仕方ないと思うので、また正面向かって立ち向かっていければいいと思います」
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