バルセロナに所属するFWアダマ・トラオレ【写真:Getty Images】
バルセロナに所属するU-19スペイン代表FWアダマ・トラオレは、今夏にリバプールへ移籍することが濃厚なようだ。
スペインとマリの二重国籍を持つトラオレは、2013年11月に17歳の若さでトップチームデビューを果たしたカンテラの逸材。しかし、2014/15シーズンはバルサBで36試合に出場したものの、チームはスペイン2部リーグ最下位で3部リーグへの降格が決まったため、バイエルン・ミュンヘンやセビージャなど欧州各国の強豪クラブから獲得を打診されている。
スペイン紙『スポルト』によると、リバプールのエージェントはバルセロナ市内でクラブとトラオレの譲渡を交渉し、近日中にイングランドでメディカルチェックを行うことが決まったと伝えられている。同クラブは、マンチェスター・シティに移籍したFWラヒーム・スターリングの後釜としてトラオレに期待を寄せており、バルセロナ側が要求する1500万ユーロ(約20億円)を支払う準備を進めている。
なお、リバプールは、2014/15シーズンにローン先のビジャレアルで公式戦40試合7得点と記録したレアル・マドリー所属のロシア代表FWデニス・チェリシェフにも関心を示していたが、トラオレの移籍が前進したことで、こちらの交渉を優先させると見られている。
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