フェリペ・メロ(左)と長友佑都(右)のトレードはなし?【写真:Getty Images】
長友佑都とのトレードでインテルへ移籍すると見られていたガラタサライのフェリペ・メロだが、残留を選択したようだ。ハムザ・ハムザオール監督がトルコの日刊紙『ミッリイェト』に対してコメントした。
かつてフィオレンティーナやユベントスで活躍した元ブラジル代表MFは、現インテルのロベルト・マンチーニ監督に重用されたことで知られている。32歳となったが、再び恩師の下へはせ参じるのではないかと報じられていた。
しかし、ハムザオール監督は「最初から言っている通り、メロは我々の選手だ」と述べ、「彼は新たなチャレンジや刺激を求めていると言ったが、インテルとの契約はない」とガラタサライ退団を否定する。
さらに「我々は彼がもたらしてくれたもの、リーグ戦とチャンピオンズリーグでの貢献に満足している」と語る指揮官は、「メロは幸せを感じている。だが、我々は辛抱強く何が起きるか見てみることにする」と、移籍に関して静観する構えを見せた。
当初は長友とのトレードでインテルへ移籍すると見られていたが、この発言で日本代表DFの去就に影響が出るかもしれない。1日にはスペイン紙『アス』が「メロの取引に数選手を含めるというオファーを受けているが、私が本当に好きなのはガリー・メデルだ」というハムザオール監督のコメントを伝えており、ガラタサライ側がメロ+金銭でメデルの獲得を狙っている可能性も見えてきた。
長友は2日にイスタンブールでガラタサライと親善試合を行うインテルのメンバーから外れており、こちらも移籍決定間近なのではないかと憶測を呼んでいる。
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