ポルトガル代表のMFウィリアム・カルバーリョ【写真:Getty Images】
スペイン・リーガエスパニョーラのレアル・マドリーが、スポルティング・リスボンに所属するポルトガル代表のMFウィリアム・カルバーリョ(23)を補強リストに加えたようだ。
レアルは今夏、ユベントスに所属するフランス代表MFポール・ポグバの移籍候補先として噂に上がるも、具体的な交渉は今のところ進んでいない。さらにポグバは国内ライバルのバルセロナ入りが濃厚だと報じられているため、同選手と同年代で将来を有望視されているW・カルバーリョにオファーを提示する準備を始めたようだ。
アンゴラ出身のW・カルバーリョは、身長187センチと大柄で強靭なフィジカルを武器とする守備的MFで、2014/15シーズンはリーグ戦30試合、チャンピオンズリーグ・グループステージで全6試合に出場。また、今夏にチェコで行われたU-21欧州選手権では大会最多となる349本(成功率88%)のパスを成功させ、チームの決勝進出に大きく貢献し最優秀選手に選出されていた。
ポルトガル3大スポーツ紙『ア・ボラ』によれば、マドリーはW・カルバーリョ獲得にかかる違約金3750万ポンド(約63億円)を支払う意思はなく、1800万ポンド(約35億円)から交渉を始めると伝えられている。なお、W・カルバーリョの代理人はジョルジ・メンデス氏が務めており、マドリーとはFWクリスティアーノ・ロナウド加入以降、蜜月な関係を築いている。
W・カルバーリョには、レアルの地元ライバルであるアトレティコ・マドリーや、イングランドのアーセナルも交渉に乗り出しており、その去就が注目されている。
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