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問題児オスバルド、ポルト加入で合意か。吉田所属サウサンプトンと契約解除

text by 編集部 photo by Getty Images

問題児オスバルド、ポルト加入で合意か。吉田所属サウサンプトンと契約解除
ボカ・ジュニオルス時代のFWオスバルド【写真:Getty Images】

 元イタリア代表のFWパブロ・オスバルドが、ポルト加入で合意に至ったと、ポルトガル紙『ジョゴ』が報じている。同選手は前所属元のサウサンプトンと双方合意により7月1日付けで契約解除に至っているため、フリーでの移籍となる。

 アルゼンチン生まれの29歳ストライカーは、これまで様々なトラブルを起こし、移籍を繰り返してきた。2011年8月にローマへ加入した際は、11月のウディネーゼ戦後に同僚のFWエリク・ラメラ(現トッテナム)を殴ったとしてクラブから10日間の謹慎処分と罰金を課されると、コッパ・イタリア決勝では宿敵ラツィオに敗れたことで表彰式を欠席し、自身のツイッターで監督を侮辱するような呟きをしたため、当時イタリア代表を率いていたチェーザレ・プランデッリ監督により代表を追放された。

 また、2013年8月にクラブレコードとなる移籍金1500万ポンド(約23億円)で入団したサウサンプトンでは、12月のニューカッスル戦で相手チームと揉め合いの原因を起こしたとし、3試合の出場停止と罰金の処分を受けた後、練習中にチームメイトのDFジョゼ・フォンテと喧嘩になり、左目を殴り怪我をさせたことでクラブから3週間の停職処分を科された。

 さらに、2014年8月に期限付き移籍したインテルでは、2015年1月のユベントス戦の試合中にFWマウロ・イカルディと口論した上、マンチーニ監督を批判する発言をし、練習を無断で欠席した。その後、2月に母国アルゼンチンのボカ・ジュニオルスにローン移籍するも、コパ・リベルタドーレスのテンプレイ戦の前夜、複数のチームメイトをホテルに招待して淫行パーティを主催するなど、ロドルフォ・アルアバレーナ監督は激怒させた。

 尚、ポルトは今夏、レアル・マドリーからスペイン代表のGKイケル・カシージャスを獲得したことで話題を呼び、さらにはG大阪に所属する日本代表FW宇佐美貴史の獲得も検討していると伝えられている。問題児オスバルドはポルトに馴染むことができるだろうか。

【了】

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