WBAに入団するFWランバート【写真:Getty Images】
ウェスト・ブロムウィッチ(WBA)は31日、リバプールからイングランド代表のFWリッキー・ランバート(33)を獲得したことを発表した。契約期間は2年間で、背番号は17に決定。英メディア『スカイ』によると、移籍金はおよそ300万ポンド(約5億8000万円)だという。
缶詰工場で働きながら3部や4部のクラブを渡り歩いたランバートは、5年間過ごしたサウサンプトンでの活躍が認められ、2014年夏に生まれ故郷でユース時代を過ごしたリバプールに復帰。しかし、2014/15シーズンは公式戦36試合出場で3ゴールに終わり、3季連続のプレミアリーグ2桁得点とはならなかった。リバプールは今夏、移籍金3250万ポンド(約63億円)でアストン・ビラからベルギー代表のFWクリスティアン・ベンテケを獲得。過剰戦力となったランバートはバギーズ移籍を決断した。
WBAのトニー・ピュリス監督はクラブの公式サイトを通じ、「リッキーは強靭な選手で、ピッチ上でもドレッシングルームでも素晴らしいキャラクターをもっている。我々は彼の加入を嬉しく思う。偉大な選手がチームに加わることを楽しみにしているよ」とコメント。すると、ランバートは移籍決定から3時間後、古巣ブリストル・ローバーズとの練習試合で2得点を挙げ、指揮官の期待に早速応えた。
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