ジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
今季最初のタイトルを懸けた戦い、コミュニティ・シールドを2日に控えたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督が31日、記者会見に臨んだ。クラブ公式HPがその様子を伝えている。
「我々の調子はいい。時差ボケは最小限で、移動は短かった。プレシーズンの遠征は素晴らしかったよ。水曜日の朝ロンドンへ帰ってきたが、何も問題はない」
アメリカ遠征を終えてから短期間でアーセナルとの一戦を迎えることになるが、チェルシーは準備万端のようだ。しかし、インターナショナル・チャンピオンズカップのバルセロナ戦でジエゴ・コスタが負傷交代しており、コミュニティ・シールド出場が微妙な状況となっている。
それでもモウリーニョ監督はエースの離脱は不安要素にならないと強調する。「我々には3人のトップストライカーがいる。もし1人負傷しても、2人いるんだ。心配する必要はない。我々の前線は強い」と述べ、ロイク・レミーや新加入のラダメル・ファルカオへの信頼を口にした。
本格的なシーズン開幕は1週間後だが、アーセナル戦はタイトルのかかった試合でもある。モウリーニョ監督は「公式戦と親善試合、両方の要素がある」と、その難しさを語る。
「(コミュニティ・シールドは)バルセロナ戦やPSG戦のような親善試合ではないが、プレミアリーグほどの重要度もない。我々は(親善試合の)NYレッドブルズに敗れたが、いい気分ではなかった。それは普通のことで、常に結果を求めてプレーしている。コミュニティ・シールドは夏の親善試合とは違ったモチベーションで臨む。公式戦のスタートになるだろう」
昨季のプレミアリーグを圧倒的な強さで制したチェルシーは、モウリーニョ体制3年目で悲願の連覇を目指す。そのためには主力だけでなく控え組の活躍も不可欠だ。コミュニティ・シールドはシーズンの行方を占う重要な一戦になりうる。“スペシャル・ワン”はどのような戦い方でロンドン・ダービーに挑むだろうか。
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