スベン・ベンダー【写真:Getty Images】
ドルトムントの中盤で貴重な戦力となっているスベン・ベンダーに移籍の噂が浮上している。英紙『ミラー』が30日に報じた。
S・ベンダーに触手を伸ばしているのはプレミアリーグのトッテナムだ。今夏パウリーニョ、エティエンヌ・キャプー、バンジャマン・スタンブリと3人のセントラルMFを一挙に放出したため、中盤の選手層に不安を抱えている。
現状は昨季ブレイクを果たしたライアン・メイソン、20歳のナビル・ベンタレブ、攻撃的ムサ・デンベレの3人が主戦力で、レンタルから復帰したトム・キャロルも含めて起用できる駒が4人しかいない。そのためエバートンのジェームズ・マッカーシー獲得を試みたが、失敗に終わってターゲットをドイツ代表MFに変更した模様だ。
一方、S・ベンダーはドルトムントでの立場が危うくなっている。今季はユリアン・ヴァイグルとゴンサロ・カストロの加入でライバルが増え、30日に行われたヨーロッパリーグ予選ヴォルフスベルガー戦はベンチに座ったまま試合終了の笛を聞いた。
昨季は20試合の出場にとどまり、慢性的な筋肉系の負傷を抱えているだけに不安は残るが、ドイツ代表にも名を連ねる実力に疑いの余地はない。ドルトムント在籍7年目を迎えた24歳はキャリアの岐路を迎えている。
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